2018 全米女子プロをミル【横峯さくら】

賞金シードを失い、QTでも思った成績を残せず、2018年前半はアメリカLPGAツアーの試合の出場機会は限定的でした。
その間、日本のLPGAの試合に出たり、男子下部 AmebaTVツアーに招待されてみたり・・・。それはそれで面白かったですが、ちょっと不遇な時期を過ごした缶は否めないと思います。

しかし出場権を得た6月のショップライトLPGAクラシックの最終日に大爆発して単独2位となり、LPGA ツアー後半の出場権も同時に確定させました。

したがってこの全米女子プロにも出場できた横峯選手。

見ないわけにいきません。

横峯さくら – 予選2日目

予想カットラインぎりぎりにいる、

インスタートの横峯組に16番ホールで追いつきました。

ゆるめのシャツと短パンは、ミニスカとボディラインを強調する昨今のLPGAの若手選手と比べるとコンサバですよね。

予選カットラインが2オーバーと予想されている中、いきなり目の前でバーディパットを放り込んでイーブンパーまでスコアを伸ばします。

しかしその後イーブンからじりじりとスコアを落とします。

ハーフターン後の2番ホールではドライバーを引っ掛けて150ヤードも飛ばない状況でボギー。3番のアプローチはグリーン奥から登って下るラインは難しそうと思ったらやはり寄らず入らずで連続ボギー。

自分の見ていた範囲では、アイアンを右に吹かし気味な上に風でさらに持っていかれるためターゲットから大きくずれてしまっているようでした。

5番ホール(トータル14ホール)を終えた時点で5オーバーまでスコアを落としてしまいます。

この時点でもまだ2オーバーが予選カットラインとなっているため、残りホールで最低2つはスコアを戻したいところ。

すると7番パー5ロングホールでバーディパットを決めて小さくガッツポーズ。

8番でバーディパットが入らず、残すは9番ホールのみ。ここまででトータル4オーバー。

せめてあとひとつ取りたい、というホールのセカンドショットをグリーン右のラフに外してしまいこれまでか・・・と思ったら、難しい下りのフックラインのアプローチを見事チップインバーディー!
最後のひと転がりで入りました。
これでスコアをひとつ戻して最低ラインの3オーバーでホールアウト。

まだフィールドに多くのプレーヤーが残っていたため、酷暑と強風とでスコアが落ちてカットラインが下がるかもな・・・と期待していました。

横峯選手はキャディのだんなさんと二人でアイアン一本だけを持って練習場へ。

宿に戻ってスマホのアプリでリーダーボードを確認してみると、期待通りにカットラインが下がり、3オーバーの横峯選手はギリギリで予選通過となりました。

やった。

横峯さくら選手 – 決勝1日目

「ふろむじゃっぱーん、サックラー・ヨコミネー」というスターターのアナウンスで決勝ラウンドをティーオフ。

1番ではロングパットをスコーンと入れてバーディ。

本人もキャディの旦那さんもちょっと驚いていた模様。

ただ、3番の池超えショートホールではグリーンオンしたもののショートパットを外してしまい、本人も納得の行かないボギー。

その後もこんな調子でバーディ、ボギーを繰り返す出入りの激しいゴルフ。

それでもスコア的にはなんとか持ちこたえていた前半でしたが、後ろのネリーコルダ&ステーシールイス組に気を取られていてよく見ていなかったのだけれど、OBを打ったかなにかのペナルティが加わり、かつ難しい左足下がりのバンカーショットが寄らず入らずでダブルボギーを叩いてしまった後半11番。

池に捕まってトリプルボギーを叩いた17番ももったいなかったです。

スコアを4つ落としてトータル7オーバーで3日目のプレーを終了。

ちょっと残念なラウンドでした。

しばらくして、ネリーコルダかステーシールイスに会えないかなぁとクラブハウスの前に来てみたら、横峯選手が日本のメディアの取材を受けているところでした。

サイン待ちの日本人の方々がいらっしゃるので、自分もなにげに加わることに。
アメリカでこんなに横峯待ちの日本人を見たのは初めてかも。

すると取材を終えてファンの方に来てくれました。

サインはもちろんなのですが、子供さんと写真を取っておられた方がいて、

「横峯さん、ひょっとして写真解禁?」

・・・ご存知の通り、自分は過去に写真を2度も断られているので、これはちょっと目を疑う光景です。

なので、まずサインをいただき、

引き続き、日本語で

「写真もいいですか?」

と聞きます。

無言だったので、おそるおそる自撮りを開始します。

心中、えー、まじでー、と思いながらの自撮りだったので、手が震えました。

横に並んだ横峯さんがその不慣れな手さばきを見て、

「うふふ❤」

と笑った気がしました。いや、笑ってました。

リディアコにはカメラの方向を正され、レキシートンプソンにはビデオモードをたしなめられ、宮里藍には大丈夫かと心配され、畑岡奈紗には光の加減を調整されたワタシですから、笑われるなんてのは失敗のうちにも入りません。むしろ緊張をほぐしてもらって感謝すべきところです。

横峯選手、ありがとう!

で、よく最終日もラウンドを拝見する予定だったのですが、先にティーオフした畑岡選手の猛チャージにより予定が吹っ飛んでしまいました。

ごめんなさい。