【タイガーウッズ】2018 ファーマーズインシュランスオープン予選をミル (1)

カリフォルニア州サンディエゴ郊外ラ・フォーヤにあるトーリー・パインズ GC で開催された男子 PGA ツアートーナメント、ファーマーズ・インシュランス・オープンの予選2日目を観戦しました。

薬物の影響下で自動車を運転したとして逮捕されるなど私生活が波乱万丈だったタイガー・ウッズが1年ぶりにPGAトーナメントに帰ってくる試合。

かつ松山英樹選手もエントリーしているということで、ミニ行くことにしました。

このファーマーズ・インシュランス・オープンを毎年開催しているトーリーパインズ GCは南北36ホールからなるパブリックコースで、全米オープンも開催される南コースだけでなく、18ホールの北コースも含め、南北両コースを予選2日かけてプレーしなければなりません。

例えば、タイガーウッズは初日に南コース、2日目に北コースを、逆に松山英樹選手は初日に北コース、2日目に南コースをまわります。

通常のトーナメントの倍となる36ホールにプレイヤーが分散しているため、第一組と最終組のティーオフ時間がそれぞれ午前9時と11時。なので午後3時過ぎにはすべてのプレイヤーがホールアウトできます。これは日の出から日の入のまだ時間が短い1月に適したトーナメント設定ですね。

なお、プレイヤー数が減る決勝ラウンドは南コースのみを使って争われます。

飛行機で西海岸沿いを2時間強飛び、何かとしゃべる UBER ドライバーが道に迷うも笑顔で対応し、会場エントランスにたどり着いたのは午前9時半。

飛行機搭乗前に通るようなセキュリティゲートを経て、

コースに入場します。

タイガー・ウッズはこの大会で何度も優勝していて、腰を痛めつつ劇的な勝利を果たした2008年の全米オープンが開催されたのもこのトーリーパインズ GC。

つまりタイガーが比較的得意としているコースなのですが、前年大会では予選落ちしてしまいました。

今年の大会も初日はイーブンパースタートで予選カットライン上と言ったところ。

ちょうどそのタイガー・ウッズが北コースのイン10番ホールをティーオフして間もないタイミングだったため、大量に残ったギャラリーが近くのトイレに集中してゲロ混み。w)

我慢の甲斐ありすっきりしたところで、トイレの場所を聞いたスタッフからペアリング表をいただいてタイガー・ウッズの後を追います。

11番ホール(=通算2ホール目)のグリーン手前でタイガーに追いつきました。

生タイガーをミルのはこれが実に20年ぶり。

ニューヨークで開催された全米プロ以来です。

当時のタイガーはぶっちぎりでマスターズ初優勝して鮮烈に表舞台に飛び出した21歳の若造でしたが、そんな彼も今やベテランの域を超えた42歳。世代的には自分と大差ないので、見ない間にお互い歳をとりましたなー。w)

しかしすごいギャラリーの数だ!

これでまだ予選ラウンドなのかー、と思うとぞっとします。

PGAでは、昨夏から携帯での写真・ビデオ撮影と、このブログのような非営利目的のウェブサイト/SNSでの公開が原則OKになったため、頭上に見えるスマホの数も半端ないです。自分も頑張って後ろの人の視界を妨げます。(すまぬ・・・)

1年半前に南コースでプレーしたことがあり、その絶景にひたすら圧倒されましたが、北コースも負けず劣らず素晴らしいですね!

特に海を見下ろす14番ミドルホールと、

打ち下ろしの15番ショートホールは絶景でした。

コースの奥の方に入ってくるとギャラリーの数も少なくなってくるので、より近くでプレーを観察できました。

しかしギャラリーのマナーは・・・トーナメントに慣れているはずの南カリフォルニアのお客さんははっきりいってうるさい。 ホール間を区切るハザード類が少ないのに取り囲むギャラりーの数が多いので、他のプレイヤーの状況が分かり難いとはいえ、プレー中でもお構いなく大声でしゃべりまくっています。 そういうギャラリーを注意しないボランティアスタッフもおおらかと言えばおおらかですが、まぁ注意してもキリがないのでしょう。プレイヤーもそんな環境に慣れっこになっているのかもしれませんね。こんなところも PGA の試合に精神的なタフさが要求される一員なのかもしれません。特にタイガー・ウッズを取り囲むギャラリーにそれが顕著ではあります。

そのタイガーのショットの調子ですが、はっきりいって不調です。一打目を左右に曲げまくります。

ダブルボギーを打ってしまったホールのティーショットではその怒りがマックスに! 行ってはいけない左側の崖の方向に打ってしまったので、クラブを地面に叩きつけて悔しがります

逆にドライバーを右ラフに打ち込むこと2度。

アイアンで脱出した時のディボット跡がこちら。w)

そしてもうひとつディボット。今度はフェアウェイウッドで脱出。

ディボット跡と自撮りするなんて後にも先にもこれだけでしょう。w)

とはいえ、ドライバーを方向関係なくぶっ飛ばして、そこから奇跡のリカバリーショットを見せるのがまぁタイガーのスタイルといえばスタイル。

石川遼選手あたりも継承していましたが、距離の伸びた昨今のPGAトーナメントコースでこのスタイルが引き続き通用するのかはちょっと疑問ではありますが。

一度もバーディーが取れないままショットで苦しむタイガーを観るのは辛かったので、後半折り返しの1番ホールをミタところで移動することにします。

この時点でトータル +2 の 120何位かだったので予選突破は絶望的と思っていましたが、後半9ホールで挽回して最終的にギリギリ予選突破となったようです。

続いてジャスティン・ローズ、フィル・ミケルソンと同組の松山英樹選手のプレーを拝見します。