1997年の全米プロをミル

なにせ20年前のことですからね・・・。

当時、アメリカに留学してまして、思い出作りのために東海岸を旅行してました。

前夜、ボブ・ディランのコンサートがペンシルベニアであり、車中泊したのちニューヨークに向かったと記憶しています。

旅程をプランしているときに、アメリカでゴルフのメジャートーナメントを観ちゃおうか! ということでまだ売れ残っていた初日のチケットをインターネットで予約していました。

会場はニューヨークのマンハッタンから北に数十分行ったところにあるウィングド・フット・ゴルフ・クラブ。・・・だったということを wikipedia で知りました。w) 高級住宅地内にある林間コースだったと記憶しています。

大会初日の早朝、駐車場からシャトルバスに乗って会場入り。

初日のラウンドが始まり、覚えている範囲でのハイライトはこんな感じ。

  • 日本から参戦していたひとりが金子柱憲選手でした! 1番のティーショットだけ見ました。
  • もうテレビの中の伝説以外の何物でもなかった、ニック・ファルド、グレッグ・ノーマン、そしてジャック・ニクラウスのプレーをこの目で見られて超感動しました!
  • 1997年といえば、マスターズで初優勝して鮮烈に表舞台に飛び出したタイガー・ウッズ! ライバルゴルファーの人種差別発言などが物議を醸し出していた時で、屈強そうなセキュリティーの数が半端なかったです。ギャラリーも多くて、ティーショットもタイガーの頭しか見えませんでした・・・。

そしてこの日の最大のハイライトは、日本から参戦していたもう一人のプレイヤー丸山茂樹選手です!

ほとんどのホールを丸山選手に付いてまわったのですが、ショットとパットともに好調なようで、スコアボードに名前が出るようになりました。

まだツアーで優勝する前の話なので、丸山選手はまだアメリカではほぼ無名の存在でした。しかしどこか後半のホールで難しいパットを沈めた瞬間、横で見ていたおじいさんが、

“This guy is real!” (こいつは本物だ!)

と叫んだのをすごく覚えています。

そして、あるホールでは、ドライバーを左の林に曲げてしまい、そこにいたギャラリーにボールが直撃してしまいます。大事には至らなかったようですが、出血して倒れていたので、丸山選手もものすごく心配そうにしていました。

その wikipedia で見てみると、丸山選手の初日は4位タイだったんですね。てっきり2位タイだったと勘違いしていました。w)

決勝ラウンドでスコアを伸ばせず、最終的には優勝圏外に着地しましたが、丸山選手といえばこの全米プロでのプレーがいろんな意味で鮮烈な記憶として残っています。

そしてこれがアメリカでミタ最初のゴルフトーナメントとなったのでした。

(そこから次のトーナメントまで18年近いブランクができるわけですが・・・w)