2021 全米女子オープン①渋野日向子、畑岡奈紗

カリフォルニア州サンフランシスコ近郊、オリンピックゴルフクラブで開催された全米女子オープンの予選ラウンドは、渋野日向子選手と畑岡奈紗選手が同組になりました!

観に行ったのは初日のラウンド。

午後スタートの渋野、畑岡にはスウェーデンのアンナ・ノルドクビストが加わります。これまた好きな選手なので最高の組み合わせですね。

渋野、畑岡はスタッフとともに一緒に行動しているようで、ほぼ同時に練習場に姿を見せました。畑岡選手が軽いウォームアップの後でいきなりボールを打ち始めたのと対照的に、渋野選手は実際に球を打つ前に15分近くストレッチを行っていました。

そして同時に練習を終え、日本人ギャラリーもちらほら見えるティーグラウンドに同時に姿を現した2人。今後の試合のことや、日本への帰国時期、コロナ対応などの会話を、スタート前のティーグラウンドで交わしていました。ボランティアにちゃんと会釈して挨拶していた渋野さんはえらいなーと思いました。

ギャラリーがそんなに多くないので、渋野さんのプレーを余裕をもってショットを観戦できるのが嬉しいですね。ボクの「グッドバーディ!」の声に、「さんきゅー」という返事が笑顔とともに帰ってきました。

ショットも悪くないです。特にティーショットはいいと思いますね。このコースは飛距離よりも方向性だと思うので、フェアウェイキープ率の高い彼女には向いているのではないかと感じました。ただ、ショートゲームの精度がまだ低く、グリーンに乗らないと苦戦する場面が多かった印象を持ちました。

一方の畑岡選手は、7番のパー4ミドルホールにおいてセカンドショットをバックスピンで直接カップインさせるなど前半は絶好調。渋野さんとの格の違いを見せつけていました。

ただ後半になると流れが悪くなり、ショットが曲がり始め、前半の貯金を使い果たしてしまいます。

渋野選手は出入りの激しいゴルフで2オーバーの41位タイ、畑岡選手は1オーバーの26位タイの発進となりました。

渋野選手は結局翌日もスコアが伸ばせず予選落ち。しかしこの時点では畑岡さんが3日後に日本人同士のプレーオフをするなんて想像もしてなかったなぁ・・・。

他の選手

その3日後の首位争いで主役を演じるレクシー・トンプソンは、パティ・タバタナキット&ブルック・ヘンダーソンとともに、畑岡・渋野組の前のグループでプレーしていました。

日本からほかに多くの選手が参戦していました。

まず日本の全米オープン予選会を通った川満陽香理選手。練習場でしか見れませんでしたがいいスイングしてますね。

おなじみ勝みなみ選手も予選会のプレーオフを勝ち抜いて出場権を得ました。

先週、日本のトーナメントで勝利し、そのままカリフォルニアに乗り込んできましたが、惜しくも予選落ち。

今年のオーガスタ女子アマチュアで優勝した梶谷翼は日本代表のユニフォームで参戦。「JAPAN」の文字が帽子や胸に光っています。

シード選手ですが、米国内の予選会で出場権を奪取した上原彩子選手。黒人キャディーさんとの息も合っていたようで、見事に予選を突破しました!

渋野選手と畑岡選手の模様は動画にまとめましたのでこちらもご覧ください。

そして3日後の最終日、またこのコースに戻ってくるのでありました・・・。