2021 アーノルドパーマー招待①松山英樹!
フロリダ州オーランドで3月第一週に開催されたアーノルド・パーマー・インビテーショナル (Arnold Parmer Invitational) 決勝ラウンド初日を観戦してきました。
会場はもちろんベイ・ヒル (Bay Hill Club & Lodge)。故アーノルド・パーマーが一目で気に入り、トーナメントコースに仕立て上げたプライベートコースです。
ただですね、
ボクの住むシアトルからオーランドってめっちゃ遠いんですよ。アメリカ大陸の端と端と言ってもいいと思います。幸いにして直行便が複数運行されているとはいえ、片道6時間以上かかります。東京からハワイに遊びに行くのと時間的にも感覚的にも変わらない気がします。
でもコロナ禍にあって航空料金が安く、新幹線で東京から福島や静岡を往復するぐらいだったのが救いですね。
オーランドといえばディス二―関連を中心とした巨大テーマパークで有名です。
ただ、ボクはそんなものに目もくれません。
オーランド空港からレンタカーでベイ・ヒル直行直帰です。
つまりオーランド日帰りです。
我ながらかっこいい。
でもゴルフファン以外にはただのアホにしか見えるまい。
昨年2020年のアーノルド・パーマー招待は、コロナでPGAツアーがプレーヤー選手権半ばで中断になる直前に開催された大会です。今年2021年は、直近でボクが観戦したヒューストンオープンやフェニックスオープンと同様に、コロナ禍においてギャラリーの入場は制限され、一日当たり最大8,000人だそうです。それでもヒューストンの2,000人、フェニックスの5,000人からすると徐々にですが、収容するギャラリーの数も増えてきました。
コロナ禍の大会でギャラリー最大のベネフィットは、オンサイトの駐車場。
というか選択肢はこれしかないのに駐車料金だけで40ドルも取られているわけですが、ベイ・ヒルの高級住宅街を抜けるとそこにはゴルフ場に横付けの駐車場が用意されており、レンタカーを降りて5分も歩かないうちに入場口が見えてきました。
コロナ関連の質問や体温の計測などは特になく、いつも通りにセキュリティチェックを経て、オンラインで購入したモバイルチケットをスキャンしてもらい、リストバンドを受け取ります。
そしてこのトーナメントでは、当日のペアリング表が配られていました。これまでコロナ対策として組み合わせはオンラインでしか確認できませんでしたから、これはアフターコロナに向けて一歩前進したと言えますね。
入場口は複数あったようですが、ボクが通ったのはメインエントランスではなく、ベイ・ヒル名物6番ホールに直結している出入り口でした。
それもボクが入場するや否や、その6番ホールにホワイトを基調にしたウェアに身を包んだ松山英樹選手がやって来ました! 前日の2日目に盛り返し、予選ラウンドトータル +1 でどうにか決勝ラウンドに進んでくれていました。
レンタカーのチェックアウトに若干手間取り、なおかつベイヒルの住宅街で道に迷い、早朝スタートだった松山選手にいつ追いつけるのか気を揉んでいたので、とにもかくにもこの6番のティーショットに間に合ってよかった!
ベイ・ヒルの6番は555ヤードのパー5ロングホール。大きく広がる池を取り囲むように逆時計回り、つまり左にドッグレッグしています。
今年はブライソン・デシャンボーの池越えワンオンチャレンジが話題となっていますが、それは次のページに紹介するとして、松山英樹選手の綺麗なドローボールが見事に池を超えていきました!
再度池越えとなるセカンドショットをグリーン手前に運び、そこからイーグルパットを見事に決めます。
ギャラリーもほとんどいないですし、せっかくなのでお祝いしようと思い、次のホールに向かう際、「グレートイーグル!」と声を掛けたら、こちらを向いて「サンキュー!」と言ってもらえました。
4年前のマスターズ最終日17番以来じゃないかな、松山選手に面と向かってさんきゅーと言われたのはw
ただし、それを除くとショットパットは可もなく不可もなく、
30~40位付近をウロウロするような状況で、上位争いをするにはギアを上げていきたいところですが、どうもうまくかみ合いませんね。
予報通り雨も落ちてきて、耐えきれずスコアを落とすのかと思いきや、そこはさすがの松山選手。パーを重ねてロングホールで確実にバーディーを取っていきます。
そして上がってみると69の3アンダーで、トータル-2まで盛り返しました。
日本のメディアや選手の関係者を除けば日本人どころかアメリカ人ギャラリーも少なく、逆に言えばとても快適に観戦することができました。
ラウンド終了後、パッティング練習場に松山選手と関係者の姿がありました。翌最終日に向けての調整でしょうか。
しかし今回の観戦はこれで終わりじゃありません。翌日優勝することになるブライソン・デシャンボー選手の6番ホール池越えワンオンチャレンジをこれから追いかけます!