2021 アーノルドパーマー招待②B.デシャンボー!

フロリダ州オーランドで3月第一週に開催されたアーノルド・パーマー・インビテーショナル (Arnold Parmer Invitational) 決勝ラウンド初日を観戦してきました。

その入場までの旅日記と松山英樹選手の奮闘ぶりはアーノルド・パーマー招待①でお伝えしましたが、今日のメインイベントは何といってもブライソン・デシャンボーのワンオンチャレンジです!

会場のベイヒルクラブ&ロッジの名物左ドッグレッグ6番ロングホール。

左側に広がる池、というか湖を超え、ワンオンを狙うと大会前に公言したブライソン・デシャンボー。

しかし向かい風のためチャレンジすらできなかった予選ラウンド。挑戦はこの決勝ラウンドに持ち越されました。

ピングのシャツと紺色の帽子とパンツに身を纏った今日のデシャンボー。実はまともにプレーを見るのはこれが初めてなんですよね。3年近く前にラスベガスでの大会で、子供に対するファンサービスをとにかく時間をかけて丁寧にやっていたのを見かけたぐらいで、筋力アップしてツアー屈指の飛ばし屋となってからはその姿もプレーも、生で見るのは初めてかもしれません。なので練習グリーンから追いかけますよ。

コロナ禍なのに1番ホールティーグラウンド周辺にはすごい数のギャラリー。みんなデシャンボーのドライバーショットを観たいもんね。

期待に違わずものすごい打音でボールをかっ飛ばしていきます。とはいえ、最初の数ホールのスイングは若干抑え気味だったように見えました。

6番の予行演習とばかりにフルショットしたのがその直前5番ホール。

打ち下ろしの短いパー4で、ここもワンオンを狙える距離であるためこの日最初のフルスイングを見ることができました。グリーンまで30ヤードといったところまで飛ばしたのに、アプローチをしくじってバーディーを取れなかったのはお愛嬌。

さて、6番ホールティーグラウンド。

「You can do it!!」という歓声に迎えられ、キャディーバッグからドライバーを抜くとさらなる大歓声。若干の追い風のため、今日は555ヤード(!)のワンオンを狙うようです。

打った感触は良さそう。「イケー!」とばかりに両手を打球方向に突き出すデシャンボーに大歓声。

そして一瞬の静寂の後、池超えしたのを確認したギャラリーからさらなる大歓声が!

デシャンボーもガッツポーズ。

実は正確にはグリーンを捉えたわけではなく、その手前70~80ヤード地点に着弾し、フェアウェイを横切った奥のラフに入ったのですが、いずれにせよキャリーで350ヤード超えのとんでもないドライバーショットに大満足!

この後、ラフからのショットをグリーン手前に運んでしっかりとバーディーをとったのは立派でした。

帰りの飛行機の時間もあるので、このホールを見終わってすぐに僕はコースを離れシアトルへの帰路に。

結果的に翌日最終日も同様のワンオンチャレンジを成功させ、さらにリー・ウェストウッドとの戦いを制して優勝したデシャンボー。今年のベイヒルは彼のための大会だったといっても過言ではないでしょう!

個人的には、グリーン周りからパーセーブした直後、2番ホールへ向かうときに「グッド・セーブ!」と声を掛けたら自分の目を見て「サンキュー!」と返答してもらえたのが嬉しかったですw。 ファン第一の姿勢はとても好感が持てますね!