2018 全米女子プロをミル【畑岡奈紗・最終日】

午後に雷雨が予想されるため、急きょ3サムとなりティータイムが繰り上がった畑岡奈紗選手の KPMG 全米女子プロ 2018 最終日!

畑岡奈紗選手・最終日

8:03スタートの畑岡組ですが、首位と9打差ではまったく期待できないため(笑)、5番ホールから見ます。

暑いし、優勝争いを望める位置でもないせいか、ネリー・コルダを含むこの組はリラックスムード。
同じ19歳というのもあるんでしょうか。
キャディー同士で「オハヨウ」「オハイオ」などと言っているのが聞こえます。
ネリー・コルダのキャディーはバンザイしたりして畑岡選手をめちゃめちゃ笑わせます。
なんか日本のことをネタにしているようです。
「トキヨー、マジ行きてー。超クールだよな。」
もしくは、
「前に行ったとき、マジ超クールだったぜ。」
または
「ジャパンのどこ出身? イバラキ? 知らねーなー。トキヨーの近く?」
とか言ってんだろーなーとか想像しながら。

6番ショートホールでバーディーを取り、続く7番ロングホールでドライバーショットをがつーん。

ネリー・コルダより飛んだ!

この時点でまだ4アンダー
ティーオフ時は2アンダーで首位と8打差もあったのですが、このホールでガードバンカーからチップインイーグルを決めて6アンダー

ほんのちょっとだけ上位進出が見えてきました。

しかし9番ホールでバーディパットを決めきれず、

続く10番ホールではショートパットをミスして痛恨のボギー。

正直「終わった・・・」と思いました。

ここで昼飯を食べて、横峯&上原組に浮気するプランだったのですが、ストイックにもうちょっとだけ本命にこだわってみることにします。

いいドライバーを打った11番のパー5ロングホールのセカンドショット地点。

眼下のグリーン手前に広がるこの池。

ヤーデージブックとにらめっこしながら迷っていたようですが、フェアウェイウッドを握ってフルショット!

するとものすごく高い弾道でピンそばにつきました!

これには周りのみんなが驚きました。グリーンは縦に短いし、風がすごいし。

そしてその下りのイーグルパットを見事に沈めます。

7アンダー

ターゲットの狭い続く12番パー4では逆に低いドローボールでフェアウェイ真ん中にボールを運び、

セカンドショットをワンピンのこの位置につけて、

見事バーディー。8アンダー

この強風の中、ショット&パットが神がかっています。

ちょっと待たされた13番ショートホールのティーショットは満足の行くショットではなかったようですが、

なんとかパーでしのぎました。

リーダーボードの上位に名前が登場。
しかし首位のユ・ソユンとはまだ3打差。

いや、もうわずか3打差か!

同じく14番パー4のショットもぶれて、

セカンドは深いラフから。

しかしどうにかグリーン右手前につけてパーで堪えます。

15番パー5ロングホール、向かい風のドライバーショット。







フェアウェイ左サイドから2打目をきっちり好位置につけ、
この強風の中3打目を見事グリーンピンそばに!

優しくないパットを沈めてまたバーディ。

9アンダー。首位と2打差。

右に池が広がる16番ミドルホール。

右ラフから神がかったセカンドショットを池超えのピンハイにつけ、またバーディ。

二桁10アンダーに乗せて2位に浮上!

昨年の全米オープンで2位になった松山英樹選手を思い出させる猛チャージ。そういえばここから1時間ぐらいしか離れていないゴルフ場が会場だったっけ。

17番アイランドグリーンのパー3はティーショットをバンカーに入れましたが、

見事にリカバリーして10アンダーキープ。

ボールがカップを半周してちょっと危なかったけど・・。

そして最終18番でドライバーをがつーん。

飛びすぎてまたバンカーに入れてしまいました。

しかしそのフェアウェイバンカーからの池超えショットを、

フォローの風に乗せてグリーン奥にオンすると、

NBC の中継カメラマンがその姿を追う中、

無事2パットでホールアウトしました。

ボク的には主役のはずなのに、この日ばかりは脇役になってしまったネリー・コルダとハグ。
最初の和気あいあいムードはいつの間にかどこへやら。

この時点で首位のユ・ソユンとまだ1打差あります。