2022 メディヒール選手権2日目【渋野日向子】
過去3度の大会時期は春〜初夏で会場はサンフランシスコ国際空港から程近いレイクマーセドGCだったのに、それぞれ秋の9月、ロサンゼルス国際空港から結構遠いカリフォルニア州ソミスにあるザ・サティコイ・クラブ(The Saticoy Club)に移ってしまいました。
空港⇄大会会場間のウーバー移動は難しくレンタカーが必要というだけで日帰り観戦のハードルが上がります。レンタカー貸出、駐車場シャトルバス乗降というタスクが前後に追加され、観戦時間が短くなってしまうからです。
かつよりによって今回は家から車で3時間弱かかるお隣の州、オレゴン州はポートランド国際空港から出発しなければなりません。これで前日の徹夜はほぼ決定でしたね。
ポートランド空港への移動に3時間、搭乗までの各種手続きと待ち時間が2時間、フライトが2時間、レンタカー貸出と移動が2時間、これにギャラリー駐車場からの移動を加えると片道10時間の行程でしたわー。
と、ネガティブなことばかり言いましたが、なおかつ中心で見ようと思っている渋野日向子選手が初日1オーバーの70位タイという微妙な位置でこの2日目を迎えるという、個人的にポジティブ要素が見当たりませんね。
真夜中にシアトルを発ち、午前11時20分に会場のサティコイ・クラブに到着しました。
日本人選手はまだ誰もティーオフしていないのでドライビングレンジを覗きます。
向かって右からとびとびに並んだ笹生優花、渋野日向子、古江彩佳選手がウォーミングアップ中。
単純に狭いだけなのか、選手とギャラリーの距離がめっちゃ近く、古江選手の練習を4メートル後ろから眺めさせてもらいました。
笹生、古江選手を観れたのは結局これが最初で最後。
12時15分に予選2日目をスタートした渋野日向子選手を18ホール追いました。
1番ホールでつまづきアプローチが寄らずパットも3パットしいきなりのダブルボギースタート。もうこれでいきなり予選落ち確実? テンション下がるわー、と思ったもつかの間、渋野日向子お得意のバウンスバックが始まりました。
3番でフックラインを沈め、4番でベタピンの連続バーディーを奪取! 5番ロングでも下からのラインを慎重に決めてまたバーディー! 「ナイスバーディーっす」と声を掛けると笑顔で「あざーず」頂きました。
ウェブのメディアでも紹介されていました渋野選手のナイスプレーに大声で応える初老の紳士が付いていらしていて、ボクのゴルフTシャツに興味を持たれたのが縁でショット間に何度かお話させてもらいました。このあたりのコースのメンバーだそうで、ボランティアとしても大会運営に携わっているそうで、なにせ渋野さんがお気に入り選手の一人なんだそう。
後半も4連続バーディー含む大爆発で終わってみれば8バーディー1ダブルボギーの66 ! 合計スコアも5アンダーまで伸ばして10位タイとなる60人ごぼう抜きの予選通過はもちろんのことリーダーボードに顔を出す順位までいきなりジャンプアップしました!
これが渋野選手の魅力というか、良くも悪くもハマるとハマる、ハマらないととことんハマらない、アップダウンの激しいローラーコースターゴルフの真骨頂。
まぁこの流れでサインもらったり自撮りしてもらったりするんですが、なんか渋野さんを中心にして日本人ファンが取り囲むような形となり素晴らしいラウンドを笑顔と拍手でお祝いするような形となってしまったため、個別に選手にアプローチする勇気を持てず、日が暮れてきたのでそのまま帰りました。w
初めてプロゴルフ観戦にこられたご家族と知り合いになり、選手やマネージャーさんにお子さんを抱っこしてもらったりして面白かったな。メディアのカメラが何台もまわってたんでひょっとして、と思ったら翌日のGDOの記事写真としてやっぱり使われておりました。