【畑岡選手】ミヤギテレビ杯と服部道子さん
ここでは、基本、アメリカのトーナメント観戦のトピックがメインなのですが、わたしゃ、いうまでもなく、日本の女子トーナメントも大好きです。
アメリカツアーから帰国した畑岡奈紗選手がミヤギテレビ杯女子トーナメントで優勝しました。
おめでとう。
US LPGA のシードを取れず、帰国直後には、来季は日本で、的なコメントをウェブのメディアでは散見されましたが、この優勝により日本ツアーの向こう1年間のシードを獲得したことで、アメリカツアー再挑戦に前向きになったようでなにより!
さて、
これで思い出したのですが、
自分が田舎福島のしがない学生だった頃、
初めて観た女子トーナメントがミヤギテレビ杯女子オープンでした。
もう今から25年以上前の話です。
当時は松島に近いコースで開催していました。
テレビでのゴルフ観戦は当時から好きだったのですが、なぜわざわざ狙ってミヤギテレビ杯の初日を観に行ったか。
それは服部道子選手のプロデビュー戦だったからです。
服部道子といえば、高校生で日本女子アマに勝ち、さらに全米女子アマまで制してしまったという、今の10代の女子ゴルファーの先駆けどころか、その遥か上を行っていた選手でした。
その後、服部選手はテキサス大学オースティン校でも輝かしい成績を残し、卒業後に日本のプロテストに合格。晴れて91年のミヤギテレビ杯トーナメントでプロデビュー。
そのトーナメント初日がワタクシにとっても女子プロツアー観戦のデビューでした。
なにがすごかったって、報道陣とカメラの数。
田舎の学生ですからね。
テレビの裏側でこんなに多くの人たちが取材しているなんて想像だにせず、服部選手の一挙手一投足を追いかけまわすその様子だけでもびっくりです。
なおかつ、自分の中学時代だの同級生が、ミスなんとかってやつでスタッフとしてトーナメント会場にいたのを見て二度びっくり。
まぁそれはどうでもいいんですが、
同じ組で迎え撃つのは、村口史子と森口祐子というこれまた時代を代表する(ちょっとビジュアル的にもイケてる)2人。
多くのギャラリーと報道陣が待ち受ける中での1番ホール。
オナーの森口選手はナイスショット、村口選手はいまいちなショット。
続く服部選手のティーショットは選手の右後方で観戦すると決めてかかりました。
なぜか?
テレビに映るためです。w)
案の定、服部選手のプロデビュー最初のショットは、様々なテレビ局でダイジェスト放送され、そのほとんどに私が映っていました。
そのことを知らない友達のアパートで偶然テレビを見ていたのですが、
「なんでおまえが映ってんだよ!」
と突っ込まれるぐらいはっきりとテレビに収まっていました。w)
ティーショットを打ち終えると、打った選手の顔が一瞬アップになりますが、服部選手の顔の横にワタシの顔がありました。
まぁ映像が残ってないのでそれを証明しようもないですし、証明するつもりもないのですが、ミヤギテレビ杯というと宮里藍選手が女子高生の時にアマチュア優勝したトーナメントとして知られてますが、自分にとっては、女子プロ観戦デビューのトーナメントであり、服部道子選手のプロデビュー戦のトーナメントでもあります。
服部選手は、アメリカの大学でアマチュアとして輝かしい実績がありながら、日本ツアーを主戦場にしていたのは若干不思議でならないのですが、アメリカのプロトーナメントに挑戦していれば、岡本綾子、福嶋晃子選手に次ぐ、もしくはそれ以上の実績を残せたと思うのですが、どうなんでしょう?