2018 LPGA メディヒール選手権をミル (4)【畑岡奈紗編】

最終日を上位で迎えた畑岡奈紗選手(19)を追わないわけにはいきません。

拝見するのは昨年9月のポートランドクラシック以来で、この日の前半もスコアを伸ばしてきました。

最初に「あれ?」と思ったのが畑岡選手のキャディーさん。

「この人、大山志保のキャディーじゃなかったっけ?」

すぐにネットで調べたらその通りだったようで、大山選手のツアー欠場を穴埋めする形で畑岡選手に帯同しているとのことでした。

まずショートホールのティーショットをじっくりと観察します。

まぁ、去年からどう変わったのか、変わらないのか、素人の自分には正直わからないのですが、すばらしいスイングですね。

同伴競技者のカン・ハエジとはだいぶスコアに差が付きました。

ともに打ち下ろし12番パー3のティーショットをグリーンに乗せます。

畑岡選手はピンから離れた右サイドに付いた超ロングパットを見事に決めてキャディーさんと喜びを分かち合います。

ドライバーショットも豪快です。

ギャラリーの数は・・・多くはないですが思ったよりも少なくはないです。
アジア人の多いサンフランシスコ、かつ日曜日ということで、選手関係者含め足を運んでらした方が比較的多かったように思いました。

でも一番熱心なギャラリーは選手のお母さんだったような気がします。

おかげで順位も3位タイまで浮上して

「ひょっとしてひょっとする? 初優勝の瞬間を観れちゃう?」

と期待を抱かせましたが、

16番ホールのまるで自分のドライバーショットを見てるかのようなチーピンがもったいなかったです。

フェアウェイ左サイドの木にあたったティーショットが150ヤードも飛ばず、かつ木の背後だったためグリーンを狙えずレイアップ。
パットも入らずボギーとして首位戦線から脱落してしまいました。

上がり2ホールは崩れることなく無事パーでホールアウトしましたが、前述のボギーがいい流れを止めてしまったようです。

最終成績は7位タイで、これがUS LPGA のツアーで畑岡選手にとって初のベスト10フィニッシュとなりました。

サインを求めるギャラリー、とくに子供が多くて尻込みしそうになりましたが、
去年に引き続き謎の韓国人のおっさんのふりをして英語で声を掛け、通算2枚目のサインをいただきました。

安定のNASAクオリティーです。

で、そのまま行かれそうになり、

「ちょっとセルフィーしてくれます?」

と(英語で)言ったら

「ちょっとダメっす。」サインを出されかけましたが、
どうやら撮ってくれるっぽい。

それも自撮りじゃなくて、スタッフに携帯を渡してくれとのこと。

しっかし、このクオリティは残念です、マネージャー様。

ぴんぼけ。

「Can you check?」

と言われたけど、写真をチェックしたときにはもうクラブハウスにお戻りになっていました。

なんか昨年ツアーを引退した宮里藍さんにお付きだった方々が畑岡さんに付かれているようで、他の選手と比較するとガードが固くなっちゃった印象もなくもなく。

LPGA のトップ選手の仲間入りしようとしているセレブですし、翌週の日本国内戦ワールドサロンパスレディースに出場するためにこの日アメリカを発つことになっていたそうで、急いでいるのも無理ないか―、と思ったり思わなかったり。

昨年の経験と学習を踏まえてのステップだと思うので、まぁ素直に応援したいと思います。

いや、とにもかくにも畑岡選手、ありがとう&おめでとう。