2018 フェニックス・オープンをミル (2)

アリゾナ州フェニックス郊外の TPC スコッツデールで開催されたウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン (Waste Management Phoenix Open)の3日目(決勝ラウンド初日)をミテきました。

先にも言いましたが、松山選手の出る試合は結局彼のラウンドしか観ずに終わってしまうことも多いので、「今回はアメリカ人プレイヤーをちゃんと見てやろうじゃないのー!」と意気込んでアリゾナ入りしました。

が、結局見たのは数人だけでしたが・・。

ジャスティン・トーマス

昨年2017年、全米プロの覇者。

一時首位に立った松山英樹から王冠を奪ったのがこの男、ジャスティン・トーマス 24 歳。

うろちょろするコーチが視界を妨げる練習場からしっかり見させてもらいます。

ものすごい数のギャラリーに見送られてティーオフ。

1番ホール、数メートルのパットを決めて見事にバーディー

2番ホール、長いパットを沈めて見事なバーディー

3番ホール、グリーンカラーからのイーグルパットはカップに嫌われたけど、タップインして見事なイージーバーディー

4番ホール、短めのパー3のティーショットをピン横につけて、見事なバーディー

5番ホール、下りのラインを読み切って見事にバーディー

6番ホール、FWバンカーから旗の根元に落として、下りのパットを決めて見事にバーディー

・・・すごい。

ここまでスタートホールから見事な 6 連続バーディー

バーディーラッシュにもほどがあります。

さらに驚いたのはジャスティンのドライバーの飛距離

同じ組のビル・ハース、キャメロン・スミスを常に30ヤードほど置いていきます。

さほど体格的に恵まれている選手ではありませんが、体をバネのように使ってロケットのような弾道を放ちます。

17番ホール 317ヤードのミドルホールを 3W スプーンでグリーンにワンオンさせるこの男。

これだけバーディーを量産していながら、15番でティーショットを左の池に入れてトリプルボギーを叩くなどした後半は崩れに崩れて終わってみればイーブンパーフィニッシュ

前半 30。
後半 41。

100を切るレベルのアマチュアゴルファーでも、前半と後半とでスコアが11も違うってそうないのではないでしょうか。

Justin Thomas、略して JT とギャラリーから呼ばれるこの男。

飛距離もスコアも豪快すぎます。

バッバ・ワトソン

ジャスティン・トーマスの後ろの組にいました、レフティーのマスターズチャンピオン、39歳。(Wikipedia調べ)

あんたオレよりもはるかに年下なのかよー。

雰囲気だけは殿堂入り間近だと思います。

「Bubba」というファーストネームをギャラリーがどう発音するのか知りたかったのですが、完全に「ババ」ですね。

表記も「ババ・ワトソン」で統一していいと思うぐらい、完全に「ババ」でした。

都合、ドライバーショットX1,パットX1しか観られなかったのですが、「わー、ピンクのドライバーだー。」と感嘆する子供にほっこりしました。

ジョン・ラーム

プロデビューしてまだ 1 年半ほどしか経っていませんが、ダスティン・ジョンソンに続き、現在ワールドランキング 2 位につけているスペイン出身のジョン・ラーム、23歳。

ジャスティン・トーマスとともに、目まぐるしい世代交代の先頭に立っているのがこのジョン・ラーム。

来年までにメジャーで勝つに違いない。

同伴競技者のひとりがフィル・ミケルソンということもあり常に大歓声を浴びていましたが、コンパクトなバックスイングからいいボールを打ちますねー。

「Jon Rahm」 というスペルなので、ギャラリーから、「JR」と呼ばれていました。

もちろんワタシはすぐに新幹線を思い出しました。

ジャスティン・トーマスとジョン・ラーム。

JT はたばこで、JR は電車

全車両禁煙なので相性はよくないですが、今年のツアーの目玉はこの2人だと思います。

フィル・ミケルソン

先週のファーマーズでもお会いしましたフィル・ミケルソン

歳は 2 つ違うけど、学年は 1 個しか違わない 47歳。(Wikipedia 調べ)

そこいら中に群れているギャルですら知っているビッグネーム。

何度も何度も言っている気がしますが、歓声が半端ないです。

特にこの人に限っては歓声=地鳴りです。

エアロスミスのアンコールぐらいのボリュームです。

本当はミケルソンとラームのプレーをもっと見たかったのですが、8~12番ホールという、16番に次ぐ激込みエリアにかかり思うように身動きが取れなくなったのと、ここまで撮ってきたビデオと写真のファイルがすべて壊れているという悲しい事実に打ちひしがれ、ふらふらと15番ホールのジャスティン・トーマスの組に再合流することになったのでした。(激安の SD カードはやっぱりだめですね。皆さんも気を付けましょう。個々の写真のほとんどはバックアップ用の古い端末で撮ったものです。)

>>そもそもフェニックス・オープンって?

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