2023 バンクオブホープ マッチプレー決勝【古江彩佳】
2年連続で日曜日の準決勝ー決勝ラウンドに進んだ古江彩佳選手を応援に、ネバダ州ラスベガスのシャドークリークCCに馳せ参じました
観戦こぼれ話を箇条書きで書き連ねます:
・昨年大会の決勝も観に行くつもりで航空券まで取っていたが一般ギャラリー無観客試合と知らず見られなかった。なのでボクにとっても一年越しのリベンジ
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・マウイ島のコースもそうだったけど暑くてアップダウンがきついと軽く死ぬ
・ラスベガスで夏場に長時間のアウトドアの大会を開くとか、ちょっとアタマおかしいんじゃないかと思うw 時期を早めるかアメリカ北部に場所を移すかしてほしい
・とはいえ東京の夏に比べれば乾燥しておりはるかに快適
・売店での支払いが完全IT化。ホットドッグからビール、水に至るまで注文・会計は全てオンライン上で完結。売店でスマホのレシートを見せて商品を受け取るだけ
・クラブハウス周辺には無料WiFiがあった
・コース内全て携帯の電波の通りも良かった
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・一般ギャラリーは100人もいたかどうか
・「バンクオブホープ」が韓国資本のためなのか、話す言語から察するにギャラリーの過半数が韓国系。残りが米国人とタイ人と中国人。
・古江組についていた日本人一般ギャラリーはボクを含めて4~5人。WOWOWやウェブメディアなど日本の報道関係者の数の方が遥かに多かった
・準決勝のスタート時間が8時30分なのに一般ギャラリー入場開始は10時から。ってことはラウンド前半は無観客
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・日曜一日入場券は諸経費含めなんと280ドル、つまり4万円!
・なのにこれといった特典もなし
・前売りチケットのオンライン購入に大苦労。どうしても最後の支払いのところでエラーが出て購入完了できない。前夜~当日朝だったのでサポート窓口も開いておらず完全に八方塞がり
・仕方がない、会場で当日券を買おう、ということで飛行機に乗り入場ゲートまでやってきたが、なんと当日券販売はないという
・そんなこと大会HPのどこにも書いてなかった
・まあ、当日券販売あり、とも書いてなかったわけだが
・ゴネにゴネたがどうにもならず、古江彩佳を見ずに帰るのかあ、と絶望する
・しょうがない。カジノ街でメシ食ってちょっとスロットとブラックジャックでもやってシアトルに帰るかあ、ということで帰りのウーバーを予約した
・ウーバーの行き先はベガスのど真ん中、ベラージオホテル。まずベタに噴水でも見ながら物思いに耽ろうかと。
・会場のウーバー乗り場にいるのは我ひとり。もちろんこんな早くに会場を後にする奴なんていないわけだからね
・迎えの車が来るまでそばにいた黒人係員と談笑。というかお互いテンション高くて超楽しかった
・そしてそこに会場から出てきた2人組の女性が同じくウーバーを呼ぼうとやってきた
・迎車場所の指示が分からず黒人係員に聞いている
・黒人係員も今いる場所をうまく説明できず、女性の1人がボクに尋ねてきた
・「ウーバー呼んでるんですか?」
・「はい、会場から締め出し喰らいましたからね。当日券を売ってないっていうんで」
・「じゃあこのリストバンド使えばいいよ」
・と言って、自分の手首にしていた入場用リストバンドを2人がかりで丁寧にかつ慎重に外した
・「それをあなたの手首にどうにか固定するといいですよ」
・といわれうまいこと腕時計でリストバンドを固定することに成功
・そこにちょうど自分が呼んだウーバーが到着
・はてどうしたもんかと2秒ほど考えていると2人組の別の女性が「ひょっとしてベラージオ行き?」
・「な、なんで知ってんの?! そう、ベラージオ行きです」
・「じゃあそれに乗って行きますわ。ありがとう、さようならー」
・と言って女性2人組はボクの呼んだウーバーに乗って会場を去って行った
・「まじでこれで入場できるかな」と残された黒人係員に聞くと
・「当たり前じゃんかYO-!楽しんでこいYO-!」と背中を押された
・さすがにイリーガルではあるがいただいたリストバンドで入場を試みる
・小さい入場ゲートで今さっき一悶着あったばかりなので、帽子とサングラスを外し、シャツを重ね着し、同一人物と気が付かれないようちょっとした変装を試みる
・結果的にもらったリストバンドで入場に成功!
・手荷物検査の10秒間が10分間にも感じられたが無事にコースへ向かうシャトルバスに乗り込むことができた!
・これで正規入場料280ドル−ウーバー代21ドル=259ドルが浮いた!
・ウーバー乗り場で話しかけられ、リストバンドをいただき、さらに自分の予約したウーバーの行き先が女性たちと同じだったという奇跡が重なった
・それまで黒人係員に「ここまで運が悪すぎるんで、カジノでぜったい勝つと思うよ」と言っていたんだけど、運のほとんどをここで使い果たした。それが古江彩佳が決勝で負けた理由の一つだと思う
・というかこの入場方法はかなり微妙で、こうやって公にするのも憚られたけど、まあいいだろう。責任は持つよ
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・繰り返すけど、ギャラリーがとても少なかった
・数週間前の国別対抗戦も少なかったがこれの比じゃない
・馬場さんの全米女子アマより少ない
・それでも決勝1番ホールのティーグラウンド横はまだ密ではあった。けどバックナインなんて数えられるほどの人しかいなかった
・あまりにも人がいなさすぎて、ナイショッ!の掛け声も自主規制。というかマッチプレーって敵が目と前にいるからかなんとなく空気が重くなる
・でもWOWOWや米ゴルフチャンネルで生中継されている試合なので、日米メディア関係者がやたらと多かった
・狭いカート道は関係者とボランティアとカメラクルーの乗用カートで常に大混雑。酷暑の中で先を急ぎたいギャラリーにとってはいい迷惑だったし、彼らにとってもフラストレーションだったと思う
・WOWOW片平さんはとなりにいても聞き取れない程の小声で喋るが、米ゴルフチャンネルの女性ラウンドレポーターは10m先からでもはっきり聞こえる大声で話す
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・あまり報道されてないけど、古江さんの決勝戦と同時進行別ホールでアメフトNFLスタープレーヤー4人によるペアマッチが行われていた
・彼らは古江さん、アナナルカーンと一緒に練習場でウォーミングアップ。お互い声をかけるとかはなかったけど、あまりの体格差に愕然とした
・このときの練習場のギャラリー数が1番ミツだったかもw でもやっと50人ぐらいかな
・会社の同僚に彼らは有名なの?と聞いたら全員超有名な花形選手なんだそうで、なんで握手しなかったんだと怒られた
・女子がたかだか4人出るだけのトーナメントなのにやたらとセキュリティ&持ち物チェックが厳しいなあと思ったらそういうわけだったのね