2022 JTBC クラシック2日目【渋野、古江選手】

昨年までは現代自動車をタイトルスポンサーとして「キアクラシック」という名称で開催されていた大会を、カリフォルニア州カールスバッドのアビアラゴルフクラブ(Park Hyatt Aviara Golf Club) に観に行きました。今回の観戦は予選2日目のみで、ツアーカードを取ってから初めてのアメリカ本土での大会となる渋野日向子選手と、同じく予選会を通って本格参戦している古江彩佳選手を中心に見て回るプランです。

いきなり余談ですが、「JTBC クラシック」って名前、むかし宮城県で開催されていた「JCBクラシック仙台」を思い出すのは僕だけですかね? ボクの故郷福島県北地方からもアクセス可能な男子の大会で、東京圏に出るまでは毎年のように見に行っていました。ラウンド前、中嶋常幸、鈴木公一、鷹巣南雄にサインをもらったのはいい思い出です。中嶋プロのサインはいまだに実家の子供部屋に飾ってあります。

そして本題ですが、といいつつまた余談なのですが、アビアラGCはパブリックコースでして、サンディエゴ旅行ついでにボクも6年前にラウンドさせてもらいました。あさイチのぼっちゴルフで、乗用カートで2時間ちょいで18ホールを快適・快速プレー。あえてキアクラシックで使用されたティーグラウンドを選択してまわった結果、スコアは80代前半だったかと思います。

典型的なリゾートコースのアビアラGC。ホール間がセパレートされており、それなりにアップダウンがあり、乗用カート利用前提でレイアウトされている感じ。ですので、飛行機、UBERを乗り継ぎ、すでにティーオフしてから暫く経っていた渋野日向子選手に追いつくのは骨が折れました。カリフォルニアの強い日差しのもと、アップダウンのあるカートパスを延々と歩くのは苦行ですね。

そしてその渋野日向子選手

平日なのに、さすがカリフォルニアというべきか、少なくない日本人ギャラリーを従えてのラウンド。蛍光色のシャツがまぶしいです。ボードに表示される彼女の写真は全英の優勝セレモニーから切り取ったやつでしょうか。

序盤のバーディーチャンスを決めきったところで「ナイスバーディーでーす」と声を掛けると満面のシブコスマイルを頂きました。ボクのようなクズにはもったいない笑顔です。

前半は予選カットライン上を行ったり来たり。

パットが安定しませんね。ポアナ芝うんぬんありますけど、選手みんな条件は同じだしなぁ。そういうもんだと割り切って皆さんプレーし、かつできる限り克服しようとはしているんでしょうね。

後半に入りスコアを伸ばしてようやく予選突破安全圏内に入って一安心。

なんでもスロープレーの警告を複数回受けたとかで、何度もティーグラウンドからジョギングしてました。

前の組とずいぶん間隔が空いていたのであまりいいペースではないなぁと見ていましたけど、やはりペナルティ寸前でしたか・・。ラウンド終了後も競技スタッフとなにか会話してました。日本のメディアでは同伴競技者のスロープレーが・・・というコメントが散見されましたが、渋野さんとキャディーさんも自分たちのプレーに集中するあまり、周りの問いかけに気が付かない場面など何度か見ましたので、お互い様かもなぁという気はしています。

18ホールが終わり、予選通過もほぼ決まり、さて古江選手を追うか待つか決めかねていた時に渋野選手のファンサービスが始まりました。

予選会のときに頂いたし、今回はパスするかー、と思いつつ、やはりもらってしまいましたサイン。

そして当然のごとく、2人でカメラに納まります。

こんなクズ相手に本当に申し訳ないです。

と思いつつ、iPhone のポートレートモードで撮影したので、いつもよりちょっとキレイかも?

会社の同僚(みな外人)にはこれがヨメだと言いふらしたいと思います。

うそつけ、これはヒナコシブノじゃねぇか!とリアクションされたらシメたもの。そこから更なる友情が深まることでしょう。

さてバカな話はさておき、古江彩佳選手

後半9ホールを追わせていただきました。

チェ・ナヨン、エイミー・ヤン=韓国のレジェンド、実力者とのペアリングです。距離が出ないので常にフェアウェイオナーですが、臆することなくマイペース。フェアウェイ真ん中しか見えていない、という正確性と安定性に若干揺るぎがありましたが、パーを積み重ねます。

渋野さんに比べればロープ外の密度は薄く、コアなファンだけが選手の息遣いを楽しめるという、言ってみればLPGAの楽しみ方を最大化した組。言い換えればお客さんが少なくてちょっと寂しいグループでございました。というかLPGAの95%の組はこんな感じかそれ以下とも言えるのですが。

ひたすら楽しくプレーしているように見えるのはむしろこの古江選手です。ギャラリーの声援に渋野選手同様に応え、キャディーと戯れ、同伴競技者との会話を積極的にこなしています。海外生活の長い笹生さんは別として、これまで見てきた日本の女子選手の中でもっとも短期間にアメリカツアーに順応しているように見えました。それも積極的に自分の殻を破ってというより、ごくごく自然にやっている感じ。おそらく見えないところで努力されているのでしょうが、ラウンド中の1-2時間程度外側から拝見しただけですけどすべてにおいて自然体。キャディーさんが日本人じゃないというのも大きいのかもしれませんね。言葉の面で分からない部分はすぐにサポートを受けられますし解決できますし。

というわけで古江選手も予選通過ー。おめでとうございます。

L・マグワイア、L・コーという今季好調のランキング上位選手との組み合わせとなった畑岡奈紗選手は最終18番ホールをギャラリースタンドから拝見しただけでした。


最後に動画もありますのでよかったらー。