2020ヒューストンオープン最終日①

待ちに待ちましたこの日を。

3月半ばにフロリダで開催され、2日目以降の日程がキャンセルになったプレーヤーズ選手権以来、約8か月ぶりに有観客のトーナメントがアメリカ本土に戻ってきました!

この間、男女通じてPGA各レギュラートーナメントは中止、延期、無観客のいずれかの選択肢を取ってきました。というか、2020年にアメリカで開催されるトーナメントのうち、このヒューストンオープンだけが観客をコースに入れて実施される唯一の大会になりそうです。

秋に延期になったマスターズの、期せずして前週開催大会ということでにわかに脚光を浴び始めたヒューストンオープン。通常マスターズ前週は休養に充てていたタイガー・ウッズの参加が噂されるなどニュースになりましたが、最終的にビッグネームはジェイソン・デイ、ダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、アダム・スコット、フィル・ミケルソンらが出場をコミット。

そしてエントリー期限直前になって松山英樹の名前がフィールドリストに加わりました!

入場チケット

やっぱこれですよね。入場チケット。

ヒューストンオープン公式サイトや各オンラインメディアの報道によると、4日間トーナメントで各日二千枚のみが一般ギャラリーに開放されるとのこと。

行ったことがないのでわかりませんが、メジャーではないといえ、通常このメンツなら最低でも1日あたり1万人は入りますよね。なおかつ当日窓口での販売はないということで、2千枚のチケット予約は争奪戦になりそうです。

一般オンライン販売開始の前日、チケット販売サイトを覗いてみると、先行予約がすでに始まっているとのこと。この先行予約に参加するには指定のパスコードが必要らしいです。

もちろんパスコードなんて持っていないので、ウェブで探してみました。

するとソーシャルネットワークでユーザーが共有したパスコードを発見。

そのパスコードをコピーして販売サイトに入ってみると、無事にアンロックでき、予約ページに辿り着けました。やった!

入場チケットのルールはこんな感じ。

  • 入場料は各日100ドル強。
  • 駐車場代は別。一台当たり30ドル。予約必須。当日不可。
  • 入場料には飲食代が含まれる。
  • 入場チケットは4色から選ぶ。色ごとに飲食エリアが決まっている。

駐車場代がめっちゃ高いですね。普通20ドルもしないのに・・・。ボクはホテル or 空港から Uber または Lyft を使う予定なので購入しませんでしたけど。

飲食代は一食分だけなのかそれとも複数OKなのかこの時点ではわかりませんでした。だけど飲食代込は画期的ですね。現金やカードの受け渡しを極力減らすための方策ですが、VIP席などを除いて、スポーツ観戦でオールインクルーシブな一般チケットは初めて見ました。

4つの色からボクは青を選びました。特に理由はないんですけど、単純に色の好みかな。

ということで先行受付で最終日のチケットを無事ゲットしました! 自宅のプリンターでチケットを印刷しておきます。

その後の一般販売の状況など見てみると、3日目土曜日の売れ行きが好調だったようです。この時期はアメリカンフットボールが毎週日曜日に開催されるので、NFLの試合をテレビで見たい人が土曜日に流れたのかもしれません。(推測)

ただ、初日を除いて即日売切れてました。最終的には各日2千枚の切符が数日のうちにソールドアウト。

メモリアルパークGC

本当は日帰りしたかったのですが、シアトルから早朝にヒューストンに着く便がなく、前泊することにしました。

宿泊は大会会場のメモリアルパークゴルフコースに隣接している安ホテル。設備諸々はさておきロケーションは抜群でした。コース入り口まで徒歩10分もなかった感じ。

メモリアルパークGCは、その名の通りヒューストン市内のメモリアルパーク内にあるコースで、一般ゴルファーに開放されている市営のパブリックコースです。

公式サイトを見てみると、普通にプレー予約が出来て、この時期は20-30ドルで18ホール回れるようです。直近でも空き枠が結構ありました。w)ヒューストン在住のゴルファーならみんな一度はプレーしているのではないでしょうか。ダウンタウンにも近いロケーションはアクセス抜群です。

入場

マスク着用を命じられた後、入場ゲート兼入場テントの中で以下の手続きを踏みました。

  1. 「コロナの症状はありませんか?」という口頭での問診。
  2. チケットをスキャンして渡された入場用のリストバンドを自分で装着。
  3. 手荷物検査。
  4. チケットをスキャンして渡された飲食用のリストバンドを自分で装着。

事前に言われていた体温チェックはありませんでした。

手荷物検査は普通かな。もちろん金属探知機は通ります。

先に4色の入場チケットから青色を選んだと言いましたが、上の#4で「青色の飲食エリアは17番ホールの横にあります」と説明を受けました。

入場テントを過ぎると通常なら協賛各社の様々なブースがお出迎えしているのですが、この大会では、募金用にひとつと、オフィシャルグッズ販売用にもうひとつがあっただけでした。

朝イチということもあり、場内は閑散としてますね。不人気な米LPGAの予選ラウンドのようです。

練習場が見えてきたものの、ショットしている選手には近づけないようになっています。

練習グリーンは普通だったかな。キャディーさんはマスクをしていたりしていなかったり。

トニー・フィナウがいつものルーティーンと思われる練習をしていました。

小平智選手

午前8時スタートの第一組に登場した小平智選手。

ご本人には悪いですが、小平選手の予選通過はレアですw)上位を狙える位置でないとはいえ、2年ぶりにスイングを拝見する貴重な機会を頂きました。

わずかばかりの拍手を背にティーオフ。

最初の4ホールほどご一緒させていただきました。4日間72ホールトータルでイーブンパーの38位タイでした。

次戦でのさらなる奮起を祈願しております。

ブルックス・ケプカ他

ヒューストンオープンを初めて開催するにあたって、このメモリアルパークGCの改修に関わったのが何を隠そうブルックス・ケプカ。コース初見となる選手がほとんどの中、ある意味コースを知り尽くしている唯一のプレーヤーがケプカと言ってもいいでしょう。

そんなケプカですが、今ままでまともに観たことがなかったんですよね。いつも上位でプレーしているからギャラリーが混んでる、または上位陣が佳境に入る前に自分が帰路につく、というのが主な理由といえば理由かもしれません。いずれにせよ、今回ケプカをちゃんと見る絶好のチャンスです。なにせ一般ギャラリーは2千人しかいないですから。

注目はもちろん彼のドライバーショットです。

なんかすげー打音がしたなー。っていうかクラブがめっちゃ小さく見えるというか、キッズ用のクラブをぶん回しているようにしか見えません。

他には先にも触れたトニー・フィナウが、メジャーチャンプ、ショーン・ローリーと同組でした。

二人でよく談笑していました。ショーン・ローリーと同じスコティッシュ訛りのギャラリーもいたなぁ。彼の関係者かもしれません。

フィナウは早くメジャーを取ってほしいですね。

コロナ感染対策

松山英樹選手のラウンドに行く前に、もっとも気になるコロナウィルス対応について書いておきたいと思います。

ソーシャルディスタンスを保ってマスク常時着用は必須、というガイダンスは、少なくとも入場時は徹底されているように感じました。

ボク自身コロナに対しては相当寛容な人間だと思っていますが、それでもマスクを外して大声で話しているギャラリーが2メートル以内に近づいてくると逃げまどっていましたね。老若男女問わずそんな人たちがいました。グループや家族全員が、というパターンが多かった気もします。

ここで場内の食事について触れておきましょう。

先に4色に分かれた飲食エリアがあることは言いましたが、青色を選択した私が指定されたスペースは17番ホール横にあるとのこと。

16番アプローチに臨むダスティン・ジョンソンを見れました。

食事・ソフトドリンクはすべて食べ放題・飲み放題なので、朝から利用すればよかったなと思いました。貧乏性なので、テイクアウトして夕飯も賄っちゃおうかなと真剣に考えました。ソフトドリンクが飲み放題ってのも大きいなぁ。

コロナ対策云々は抜きにして、こういう形式のサービスも悪くないなぁと思いました。入場券に食べ放題券が別売りされてもいいかもしれない。

さて、いよいよ松山英樹選手のプレーです! ②へ続きます。