2018 シュライナーズホスピタルズ2日目【スピース&チャンプ】
引き続きラスベガス開催の男子PGAツアーシュライナーズホスピタルズオープンの2日目、今度は午後ティーオフのキャメロン・チャンプ、ジョーダン・スピース、アーロン・ワイズの組を追います。
キャメロン チャンプ
この2018-19シーズンからPGAツアーメンバーになったキャメロン・チャンプ23歳。男子ツアーはいまこの人の話題で持ち切りと言っても大袈裟ではないでしょう。
デビューして早くも前週の大会で優勝。特徴は何と言ってもドライバー平均340ヤード越えという驚異の飛距離。来年のメジャーで彼のパフォーマンスに注目が集まるのは間違いないです。
初めて生で見るチャンプの姿は・・・中肉中背でこれといって大柄でもない。
スイングも至ってノーマル。
パワフルでもなければヘッドスピードが特段に速いようにも見えない。
ただ、ドライバーとアイアンのインパクト音は文句なくすごいです。ロングホールのセカンドショットの順番はいつも一番最後。2時間前に同じホールをプレーした小平智の組のドライバーと比較するとまるで大人と子供の飛距離。小平の着地点から数十ヤード先にチャンプの一打目が着弾していました。
小技もうまく、グリーン周りのアプローチをウッドで打つ器用さも見せました。
ラウンド終了後は練習場に直行。
夕方のドライビングレンジにはチャンプと小平の姿だけがありました。
ジョーダン スピース
タイガー、ミケルソンクラスは別格として、ここ数年、アメリカで一番人気のあるプレーヤーはやはりジョーダン スピースでしょう。
ルックスは悪くないし、真面目な印象だし、トークはうまいし、白人だし。
その人気ゆえなのか、実は個人的にあまりミル機会がありませんでした。
ただ、残念ながら今日の出だしの調子は良くありません。
パットを外し憮然とした表情で、
うんこ座りしスコアカードを睨みつけると、ブツブツと独り言を始めました。
次ホールへの移動の際、キッズが声を掛けても完全無視。
「オレ何やってんだボケ」的な怒りの言葉を自分に対してぶつけ続けます。
負けず嫌いともいえるし、自分に厳しいとも言えますが、単純に気が短いんだと思います。
後半は持ち直してバーディー奪取。
すると若干機嫌が良くなって独り言もなくなりました。
ドライバーの飛距離はチャンプに敵いません。ただほとんどの選手がドライバーでワンオンを狙う短いパー4では、引っ掛けながらもグリーン横まで持ってくるパワーを見せました。
最後にアーロン・ワイズ。
若いだけあってスイングのキレと豪快さ3人中ナンバーワン。
2018シーズンのPGAルーキーイヤーに優勝を果たし、将来を嘱望されている22歳です。
こういう若手がどんどん出てくると、有名な選手は中堅どころに見られがちですが、スピースですらまだ25歳なんだよなー。