2015年全米オープン3日目をミル

ジョーダン・スピースがマスターズに続いてメジャー2冠を果たした2015年全米オープンゴルフ@チェンバーズベイの3日目を見てきました。

シアトルのあるワシントン州含め、アメリカ北西部での全米オープンは初めての開催となります。

自分がシアトルの引っ越してきたのは大会1ヶ月前でしたが、入場券はなんと11か月前も前にソールドアウトしていたそうです。したがって数割増にはなりましたが、3日目のチケットをeBayで購入ました。

試合当日の朝、アパートから車で40分ほどの駐車場からシャトルバスに乗ります。

バスに乗車するためには、セキュリティチェックが必要でした。

そのシャトルバスの車内は、ボランティアとギャラリー達でわいわいがやがやです。

会場のチェンバーズ・ベイ・ゴルフ・クラブは、開場してから8年目という、まだ若いパブリックコースです。

その大会会場に、30分ほどシャトルバスに揺られて到着しました。まだこの時点で朝の7時半です。

入場時にいちおこんなペアリング表がもらえました。

日本人で唯一予選を通過した松山英樹選手はお昼過ぎのスタートです。

その松山選手を追って、18ホールを回ってみるつもりです。

その前に、まだ誰もいない18番グリーンを見てみます。

最終的にこのグリーンでジョーダン・スピースが優勝トロフィーをもらうわけですが・・・。

18番のギャラリースタンドがめちゃめちゃ広いです。ぱっと見たところ日本の3倍以上はあるかもしれません。

ぶらぶらと散策している途中で解説/レポーターの青木功さんをちらりとお見かけした後、練習場に来てみました。

ローリー・マキロイ、ジャスティン・ローズ、アーニー・エルス、リー・ウェストウッド、イアン・ポールターなどトッププロのドライバー、アイアンショットをマジマジと観察します。

ローリー・マキロイは、やはり基本的にドローボールヒッターということが確認できました。しかしすごい球ばかり打ってましたね。

今年のマスターズ・チャンピオンのジョーダン・スピース(21) がふらっと現れ、僕の横を通って行きます。

気さくにギャラリーの声援に応えていたので、まわりから「あいつ、マジ、いいやつじゃね?」という声も聞こえてきました。

「Japanese guy?」という声も聞こえる中、松山英樹選手が練習場に登場しました。

正直、日本人とマニア以外は注目していません。

応援は普通に「松山、がんばれ!」です。

目の前を通ったアダム・スコットが松山選手とちょっとした挨拶を交わしています。

アダム・スコットはギャラリーの「I love your hat!」という声にニヤニヤしてました。

フィールドにはこのようなコースの横断可能を示すサインが所々にあります。印象としては、3万人もギャラリーがいるという割にはわりと余裕がある感じです。

しかしコースはプレイヤー、ギャラリー両方にとってマジ大変です。

観戦エリアが限られている上に、こんな砂漠地帯も平気で歩かされます。

松山選手もその砂漠地帯から打ちます。

あるホールでは、フェアウェイ真ん中のポットバンカーにハマってしまいダボを打ってました。

そんな砂漠と芝以外、木はこの1本しか立ってません。

それもプレーと全く関係のないところに立っています。

1オーバー、19位スタートの松山選手は、アマチュアのジャック・マグレアとのラウンドでした。

13番のティーグラウンドですが、ティーショットを見れるのはこの位置しかありません。

最終日にジョーダン・スピースがダボを打った17番ショートホールは、

海と線路に面しており、プレイヤーの横を貨物列車がガタゴト通っていきます。

その17番のティーグラウンドとグリーン方向ですが、松山選手はいいショットをしながらバーディパットを惜しくも外していました。

自分の頭上を越えていった18番のティーショットを終えた後、「ガンバッテクーダサーイ!」というギャラリーの大声に、松山選手は思わず笑っていました。周りから「今、なんて言ったの?」という声もたくさん聞こえてきました。

最後に18番グリーン横のスタンドで見ます。ものすごい人と歓声です。スタンディングオベーションっていうのもやりました。

もちろん最終日にダスティン・ジョンソンがスリーパットして優勝を逃すなどということは、この3日目の時点で知る由もないです。

松山選手のホールアウト後しばらくして、待っていたジェイソン・デイをやっと見られました。

前日にフェアウェイでぶっ倒れただけあって調子が悪そうですが、この日は首位タイに浮上しました。

日本では最後の2~3ホールぐらいにしかないリーダーボードはほぼ全ホールにありました。松山選手はスコアを2つ落としてトータル3オーバーです。

最終組のスタートは午後3時ちょっと前で、なんだかんだで夜の7時半ぐらいまで会場にいました。

それでもまだこんなに明るいです。

珍しく自分にお土産的なものを買ってしまいました。

グリーンマーカーです。これで2000円ぐらいだから安いといえば安いかもしれません。