2023 アセンダントLPGA 2〜3日目

テキサス州ザ・コロニーにて開催されたアセンダントLPGAベネフィティング・ボランティアズ・オブ・アメリカを現地観戦してきました。4日間トーナメントの予選2日目と、3日目となる決勝ラウンド初日の計2日間お邪魔しました。参戦した日本人プレーヤーは西村優菜、勝みなみ、渋野日向子の3選手です。

飛行機の深夜便、いわゆるレッドアイでシアトルから最寄りのダラスーフォートワース国際空港へ。

空港で借りたレンタカーでダラス郊外にある会場へ到着。沿道に大会の旗がいくつも掲げられていて気分が盛り上がってきました。

駐車場は地面がボコボコしていてなかなかのオフロード走行を強いられましたが、コースに隣接しているのはありがたいです。

すでにティーオフしていた2日目午前中の組から、入場すると同時に西村優菜選手のグループに遭遇。2番ホールへの通り道が入場テントと隣接していました。

同じく期待の新人で、先だってのスコットランド女子オープンでルーキー初優勝を果たしたアレクサ・パノとのペアリングの西村優菜選手。予選通過は確実なスコアで進行しています。

西村選手を数ホールだけチラ見した後は、初日77位発進の渋野日向子選手をスタートホールから追いかけます。渋野選手は西村選手とは異なりシーズン後半なかなか調子があがらないのがとても気がかり。

ポーラ・クリーマー、ジャスミン・スワンナプーラとのラウンドは今日予選2日目もボギー先行。ショットはそこまで悪くはないと思うんだけど、ショートゲームがどうもおかしい。パターが全体的に打ち切れない。予選カットラインの下なのだから最低でもピンをオーバーするぐらい攻めてほしい。でもたまに強気に打つとピンを遥かにオーバーして3パットとしてしまうのがやり切れない。

結局渋野選手はこの日もスコアを落として予選通過ならず。

車の中で泣き腫らした、とメディアでも報じられていましたが、確かに囲み取材のあとファンゾーンにやって来るまでかなり時間が空きました。そして我々ギャラリーの前に姿を現した渋野さんは泣き腫らしたような目をしていました。なのでサインだけいただいてツーショット写真は我慢。「また来年。良いお年を」という半分真面目で半分冗談の言葉を掛けて渋野さんとお別れしました。

来週からは中国から始まるアジアシリーズです。

安ホテルに宿泊したのち、明くる土曜日。

渋野さんのいない決勝ラウンド初日はまずインスタートの勝みなみ選手を追いかけます。

日本では大人気の勝選手ですが、ここアメリカの田舎では週末決勝ラウンドと言えども一般ギャラリーはまばら。というか正確にはボクを含めわずか2人。

いつものようにお母さまが同行されており、何度も顔を合わせるので流石に知らぬ存ぜぬ続けるわけにもいかず、軽く声を掛けさせていただきました。

ラウンド終了後にはサインとツーショット写真をいただきました。ルーキーイヤーの勝選手を何度も見ているのですが、プレー終了まで追う余裕が自分にはなかったため、今回初めてファン対応いただきました。ありがとうございました。

続いて上位も十分に伺えそうな西村優菜選手。今日はマリナ・アレックスとアザハラ・ムニョスとのラウンド。

勝さんほどではありませんが、やはりそれでも一般ギャラリーはまばらなので、こちらもお母さまにお声掛けさせていただきました。来週からのアジアシリーズに向けた旅の準備も「バタバタです」とのことでした。w

とにかく西村選手は喜怒哀楽の感情の起伏が激しいので見てておもろい。パットを外した時のリアクションなど最高ですね。次のホールからさらに応援したくなります。

渋野さんと同様にこの大会が今年最後の観戦になると思われるので、勝さんのように今季初のサインを頂きたいなぁとファンゾーンで待っていたのですが、囲み取材のあとすぐにパッティンググリーンに移動してさっさと練習を初めてしまいました。なので西村さんのサインは来季に持ち越しです。

ドライビングレンジにアクセスできなかったり、動線がシンプルでなく無駄にホール移動に歩かされたりとギャラリーフレンドリーじゃない部分も散見されましたが、テキサスの田舎でも頑張る日本人選手たちが全て帳消しにしてくれました。