【特別編】2021 東京五輪会場へ
特別編です。アメリカではなく日本のゴルフについて書きます。
去る2021年の7月に一時帰国しました。
コロナ禍で入出国が大変だったことには敢えてここでは触れません・・・。
日本入国後14日間の強制&自主隔離があり、アメリカを出国してから2週間後にようやく娑婆に出ることができました。
埼玉:霞が関カンツリークラブ
自主隔離期間中に公式に決まったのが東京五輪の無観客開催でした。
ゴルフ競技も例外ではなく、男女計8日間すべての観戦チケットを持っていた我が身としては至極残念な決定だったわけですが、まあ文句を言ってもしょうがない。というか多くの人たちにとって想定の範囲内。
でもせっかくなので、記念として、そして話のネタとして、無観客開催前のゴルフ競技会場に行ってみよう。
というわけで、隔離明けすぐ、五輪ゴルフ競技開始まであと10日というタイミングで埼玉県川越の霞が関カンツリークラブに向かいました。
ワタシの東京の自宅から電車を乗り継ぐこと片道約2時間。
最寄りの駅に着くと、当然といえば当然ですが、五輪関係者と思われる方々がちょこちょこおられるだけで、極めて閑散としております。というかこれがこの駅周辺の日常なのでしょう。
徒歩で15分ほどとの前情報とグーグルマップを信じてゴルフ場まで歩きます。
駅のロータリーや川にかかる橋などに五輪の横断幕が散見されますが、今となっては近隣住民以外、目にする機会はなくなってしまいましたね。
しかし梅雨も明けて7月の半ばを超えた川越の夏は、死ぬほど暑い!
カンカン照りでムシムシする上に、気温は摂氏36度!
一般歩行者通行止めの看板がかかるゴルフ場手前で折り返しましたが、15分ちょっとしか歩いていないのに暑さで気絶しそうです。確かにボクの住むアメリカ・シアトルの夏は涼しく乾燥しており、かつこれがボクにとって6年ぶりの日本の夏だったため単純に慣れていないってことはあるんでしょうけど、それにしてもこの暑さはきつい!
灼熱の8日間のゴルフ観戦が、無観客観戦によってキャンセルになったことにちょっと安堵を覚えました。一日中この炎天下で過ごすなんて考えられません。それも1日あたり2万5千人のギャラリーが集まる予定だったんですよね。
逆に言うとこの環境に慣れている日本人選手は有利ですね。アメリカでは少なくともこんな高温多湿なゴルフコースで夏に大会が開催されることはないと思います。従って畑岡さんや松山選手含めた米のツアープロは、日本国内を主戦場としているプロに比べて相対的に不利といえると思います。
という訳で、隔離明け初日でいきなり夏バテする勢いで体力と気力を消耗いたしました。ほんの30分歩いただけなのに。
しかしここでネリー・コルダが、ブライソン・デシャンボーが、ジョン・ラームが、レクシー・トンプソンが、松山英樹がプレーするのかぁ、と想像するとやっぱり興奮しました。W (デシャンボーもラームもコロナ陽性で結局来なかったですけど)