【シニア】ボーイングクラシック 2017 最終日をミル

アメリカシニアツアー(PGA Champions Tour)のボーイング・クラシック 2017 最終日を観戦しました。

観戦といっても、お昼には帰ってきてしまったので、チラ見してきた感じですね。

ボーイング・クラシックは、ワシントン州唯一の PGA/LPGA ツアーで、50歳以上のプレイヤーが対象のシニアトーナメントです。

舞台は自宅から車で30分ほどのところにある The Club At Snoqualmie Ridge という会員制ゴルフクラブで、最近まで “TPC Snoquamie Ridge” という名称でした。

これが個人的にはシニアツアー初参戦。

近所の大会なのに直前まで行くかどうか迷っていたのですが、シニアの大会ってどんなもんなのか一度見ておきたかった、というのが唯一にして最大の理由です。

駐車場に車を停めて、まず驚いたのが、シャトルバスが黄色いスクールバスじゃないこと。

ちゃんとした観光バスでした。

さすが、シアトル、

なのか?

チケットは当日券が25ドルでした。

レギュラーツアーに比べるとやっぱり安いですね。

入口すぐ目の前が練習場でした。

さて、ここでめぼしい選手を紹介します。

これは1番ホールの様子です。オーストラリア出身で、日本でもおなじみの選手といえばこのクレイグ・パリ―かイアン・ベーカーフィンチか、その前だとグラハム・マーシュといった感じでしたねー。

当時よりもさらに太ってました。

フレッド・ファンクって、もう名前がかっこいいですよね。テリー・ファンク、ドリー・ファンク兄弟を思い出します。

90年代に2度全米オープンを制しているリー・ジャンセンです。まだふんだんにオーラがあります。

いやー、トム・カイトを見れて感動。 高校の時、テレビで見てたわー。仲本工事に似てるよなーとか思いながら・・。 しかしそれから30年近くたって本人のプレーを見の前で見れるとは、あたりまえだけど想像してなかったよなー。

シニアツアーの人気もの、スペイン出身のミゲル・アンヘル・ヒメネスです。 これ見よがしに葉巻を吸ってましたねー。

マスターズで死闘を演じたことがあるケニー・ペリーです。 おっさんになってから花開いたせいか、印象が全く変わりませんね。

今年のマスターズの練習場でもお会いした、ホセ・マリア・オラサバルです。 なんだかんだでマスターズで2回勝ってますよねー。全盛期の切れのあるスイングは若干影を潜めてますが、まだマスターズの予選を通過するほどの実力者です。

ツアー通算6勝のスティーブ・ペイトです。名前も顔もよく知っているのですが、不思議とメジャーには勝ってないんですね。

この人に会いたかった! ジェフ・スルーマン! 88年、自分が高校2年だかのときに、初優勝が全米プロのタイトルだったというこの選手。 テレビで、というかビデオに録画してたので、何度も何度も見ました。 その後、ぜんぜん勝てなかったんだけど、10年ぶりに復活優勝するまでよく耐えて頑張りました。

キレのあるボディーターンは健在でした。

昨年の覇者、ベルンハルト・ランガ―です。昨年のマスターズの最終日に松山英樹とラウンドしたのは記憶に新しいところです。

しかし実物もかっけーなー。

ギャラリーも多くついていた、地元シアトル出身でマスターズチャンピオンのフレッド・カプルスです! 今年のマスターズの練習場で、松山英樹と並んでアプローチ練習をしていました。

フィジーが生んだ英雄、ヴィジェイ・シン! 練習なしのぶっつけ本番!

しっかし、シニアツアーを舐めてました。

おっさん、おじいさんたちがお気楽にやっているトーナメントだろうと思ってました。

実際、レギュラーツアーほどは緊張感はないものの、

さすがレギュラーツアーで普通に予選を通っちゃう人たちが集まっている大会ですね。

なんといっても飛距離が半端ないです。

このヴィジェイ・シンもそうでしたけれど、547ヤードの長いロングホールで、セカンドショットをアイアンでツーオンしちゃうって、どんだけのパワーあるんだこの人たちって感じです。

グリーン周りも超うまいです。

グリーン奥、深いラフの左足下がりのライで、大きなハーフスイングでロブショットを打つなんてのは、自分の想像を超えてました。

そりゃそうですよね。

いまだにランガーもカプルスもマスターズの予選を通るぐらいのバリバリの現役プレイヤーですもん。

おそらく、どう少なく見積もっても、日本のレギュラーツアーよりはレベルが高いです。

残念だったのは、日本人プレイヤーがいなかったこと。

寂しいですね。

青木功はもう無理にしても、誰もいないってのはやっぱり
残念です。

まぁそれだけアメリカのレギュラーツアーで活躍した選手が少ないってことなんでしょうけど。、

でも代わりと言っては何ですが、日本人ギャラリーはちらほらいた気がしました。

このゴルフ場は以前TPCの冠が付いていたといいましたが、その名前が指す通り、PGAのトーナメント開催を念頭に置いて設計されたゴルフ場のようで、コースのメンテが素晴らしいことは言うまでもがな、舗装されたカート道路がすべてギャラリー通路になっていました。

これで悪路を歩かなくても済みます。

カートのストップサインも洒落てるし。

18番なんて、グリーン後方が自然の傾斜で作られていて、大観衆を収容することを想定して設計された感じがしました。

3番ティーグラウンドからの眺めは絶景でしたね。

このあたりのゴルフ場では珍しくないのですが、民家/別荘がホールの周りを取り囲んでました。

普通に家の庭からゴルフを観戦している人達もいましたよ。

ギャラリーは・・・女子LPGAと同じか若干少なめかもしれません。

人気選手たちの組でもこんな感じ。

最終組からひとつまえのベルンハルト・ランガーの練習を見て帰ることにしました。

お昼をちょっと過ぎたばかりの最終日だったので、シャトルバスに乗っている人はいませんでした。

駐車場到着ー。帰るぞー。